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ハチの巣トラブルと賃貸物件の管理責任 〜「自主管理しない」ことがトラブル回避の第一歩〜

近年、住宅地や都市部でもハチの被害が増加しています。

特に春から秋にかけてはハチの活動が活発になり、賃貸物件でも「ハチの巣がある」「ハチが飛んでいて怖い」

といった入居者からの問い合わせや苦情が寄せられることがあります。

この記事では、賃貸物件におけるハチのトラブルと、オーナーとして「自主管理を避けるべき理由」について詳しく解説します。

 

 

1. なぜ賃貸物件にハチが集まるのか?

ハチは住宅や建物の軒下、エアコンの室外機、ベランダの片隅、外壁の隙間など、わずかなスペースにも巣を作ります。特に以下のような環境があると、ハチが好んで集まる傾向があります。

  • 雑草が生い茂っている 
  • ベランダや敷地に不要物が置かれている 
  • 屋根や外壁の一部が破損している 
  • 雨どいが詰まって湿気が多い 

これらの環境は、建物の劣化や手入れ不足から生じるものであり、賃貸物件においてはオーナーの管理責任が問われるケースも少なくありません。

2. ハチの種類と危険性

日本で一般的に問題となるハチは以下の通りです。

  • スズメバチ:攻撃性が非常に強く、刺されると重篤なアレルギー反応(アナフィラキシー)を起こすこともある。 
  • アシナガバチ:巣が比較的小さく攻撃性もそこまで高くないが、刺激すると刺すことがある。 
  • ミツバチ:比較的おとなしいが、巣の規模が大きくなると被害が大きくなる。 

いずれの種類であっても、住民や近隣住民に恐怖や実害を与える可能性があるため、早急な対応が求められます。

3. 賃貸物件における「ハチの巣」への対応責任は誰にあるのか?

入居者が発見したハチの巣に対し、対応責任が貸主(オーナー)にあるのか、入居者にあるのかという問題があります。結論としては、物件の共用部分・構造部分(外壁、軒下など)に発生した場合は、オーナー側の責任になることがほとんどです。

◎管理会社がいる場合

  • 入居者は管理会社に連絡 → 管理会社が業者を手配 → オーナーに報告・費用請求
    という流れで、迅速かつ安全に対処できます。 

◎自主管理の場合

  • 入居者が直接オーナーに連絡 → オーナーが自ら駆除業者を探す or 自力で駆除するケースも
    この対応が遅れたり、誤って対応したりすることで、入居者の不満や危険の拡大、最悪の場合は損害賠償トラブルに発展するリスクがあります。 

4. 自主管理が招くトラブルと負担

ハチのような突発的なトラブルは、自主管理のリスクを浮き彫りにします。

■連絡の遅れ

オーナーがすぐに連絡に気づかない、休暇中で対応できないなど、タイムロスが発生します。その間に入居者が刺されたり、隣家に被害が及ぶと、法的責任が問われる可能性も。

■判断の難しさ

「このくらいなら大丈夫」「そのうち飛んでいくだろう」と甘く見て放置すると、巣が大きくなり駆除費用も数万円単位に。時には行政(市町村)も対応不可なケースがあるため、専門業者の早期手配が必須です。

■コスト負担が不明確になる

どこまでがオーナー負担で、どこからが入居者負担なのか判断がつかず、後で揉めるケースもあります。管理会社が間に入っていれば、契約や規定に基づいて明確に対応できます。

5. プロの管理会社に任せるメリット

◯ 迅速な対応体制

管理会社は24時間対応の緊急受付を備えているケースが多く、ハチの巣や害虫被害、設備の故障などにも即時対応可能です。

◯ 専門業者との連携

信頼できる駆除業者と提携しているため、安全で適正価格のサービスをすぐに提供できます。

◯ トラブル防止とリスクヘッジ

入居者とのやり取りを代行するため、感情的なトラブルや責任の押し付け合いを避けられます。損害賠償やクレームのリスクも低減。

◯ 賃貸経営の「手間」と「心配」からの解放

突発的な自然災害や害虫被害もすべて管理会社が窓口となって処理。オーナーは本業やプライベートに集中できます。

6. 「管理費がもったいない」と思っている方へ

「管理費が高い」「管理料を払うのが惜しい」と感じて自主管理を続けているオーナー様も多いかもしれません。しかし、以下のような損失と比較してみてください。

  • ハチの巣駆除:1回数万円(大きさによっては10万円以上) 
  • 入居者の退去による空室損失:1ヶ月家賃×数ヶ月 
  • クレーム対応や訴訟:弁護士費用+精神的負担 
  • 緊急出動・夜間対応のストレスと時間的負担 

数千円〜1万円程度の月額管理料で、これらのリスクを未然に防げると考えれば、**管理会社への委託はむしろ「コスト削減」**とも言えるのです。

7. まとめ:ハチの巣対応から考える、賃貸経営のあり方

ハチの巣は自然現象ですが、建物の管理状態によっては発生率が高まり、入居者の安全や安心に直結する問題です。トラブルが起きてから慌てて対応するのではなく、日頃からしっかりとした管理体制を整えることが重要です。

そして、「自主管理」ではなく、「信頼できる管理会社」に任せることで、賃貸経営はより安定し、安心して長期的に運用できるようになります。

▶ 不動産管理のご相談は当社まで

福島市・福島県内で不動産を所有されているオーナー様へ。
トーザイ企画コンサルタントでは、ハチの巣など突発的なトラブルにも迅速対応する管理体制を整えております。

自主管理に限界を感じている方、トラブルでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

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